野口畳店タタミショップノグチ立川店の新畳製造ライン、畳を製作している工程をご紹介しています。この製造ラインで1日60枚~80枚位仕上げることができます。
畳の製造工程
大まかには以下の作業工程の流れとなります。
- 畳の丈(長さ)寸法の切断
- 畳表の張り込みと逢着
- 畳の幅(巾)寸法の切断と畳縁の逢着
- 畳縁の返し処理作業
- 畳縁の側面逢着
畳床の送り込み
畳床を送り込み機に積んでおくと、自動的に裁断機に送り込まれます。
畳床の丈方向切断
コンピューターの指令により一枚一枚の畳床のサイズに丈方向を自動切断します。
畳表の張り
裁断された床に、畳表を張っていきます。畳表の素材によって張り具合を調整します。
框(かまち)の逢着
仮止めした畳表をしっかりと縫い付けます。この作業を框(かまち)逢着といいます。
表張り作業の完了
いぐさを馴染ませるために水分を霧状にまんべんなく吹きつけます。表張りは終了です。
幅の寸法切断と畳縁の逢着
コンピューターの指令により、一枚一枚幅方向に切断しながら畳縁を両側同時に縫い付けます。この作業を平刺し縫いといいます。
縁の隅作り作業
縫い付けられた畳縁を返していき、四隅をしっかりと留めます。
縁の側面逢着
畳縁の側面を両面同時に縫い付けます。この作業を返し縫いといいます。
自動積み上げ
出来上がった畳を表面同士が重なるようにロボットが順序良く積み上げてくれます。
完成
全ての切断と逢着作業が完了しました。この後、仕上げ作業等を行って完成です。